魚栄楼のある越前市・粟田部は、
四季の美しい景観を楽しめる街です。
かつて近隣の中心地として栄え、
県社「岡太(おかふと)神社」をはじめとして多くの寺社が町並みの中に溶け込み、
自然豊かな「花筐(かきょう)公園」では春の桜・秋のもみじが楽しめます。

越前市の
あるところ

越前市は福井県の中央に位置し、緑豊かな里地里山に囲まれており、
日野川の清流が広がる自然に恵まれた地域です。

源氏物語の作者 紫式部が生涯でただ一度、都を離れて暮らした場所・越前市。
越前国司となった父・藤原為時とともに訪れ、一年余りを過ごしたといわれています。
また、日本を代表する絵本画家いわさきちひろが生まれた街としても知られ
越前市には歴史と文化が溢れています。

越前和紙と
越前打刃物

越前市は多様なものづくりの産地が集積し、
中でも長い歴史が続く越前和紙と越前打刃物は世界に誇れる技術があります。

越前和紙

越前和紙は、 今立地区(旧今立町)で製造される和紙で、
品質、種類、量ともに全国一位の和紙産地として生産が続けられています。
越前奉書と越前鳥の子紙は国の重要無形文化財に指定されています。

越前打刃物

越前打刃物は、南北朝時代に京都の刀匠千代鶴国安が
刀剣制作に適した地を求め府中(現越前市)に来住し、
そのかたわら近郷の農民のために鎌を作ったことから始まったといわれています。
その優れた技術を転化し、現在では身近な包丁などの調理用具類を中心に、
農業、林業、園芸、漁業関連用品までその幅を広げています。

岡太神社と
花筐公園

岡太神社は第26代継体天皇ゆかりの神社で、
継体天皇の即位を祝って始められたとされています「蓬莱祀」や、
「堂の餅」など1,500年の伝統文化を現在も受け継いでいます。

その神社と続く花筐公園は桜の名所としても知られ、
三里山の中腹に開けた自然公園は約1000本の桜と県指定の天然記念物「薄墨桜」があります。
継体天皇の産湯に使われたとされる
「皇子ヶ池」などの見所も多数ございます。
遊歩道も整備されており、桜を眺めながら
ハイキングをすることも可能で、
公園内の高台からは粟田部の街を一望できます。
岡太神社
花筐公園